本作は、『新クトゥルフ神話TRPG』に対応したシナリオである。 プレイに必要なものは基本ルールブックのみであるが、キーパリングにはサプリメント『クトゥルフ神話 クトゥルフ・バイ・ガスライト』を必要とする。また、『クトゥルフ神話 TRPGマレウス・モンストロルム』『クトゥルフ神話 キーパーコンパニオン』(※どちらも旧クトゥルフ神話TRPGサプリ)の内容を含む。 本作は『ドリアン・グレイの肖像』(オスカー・ワイルド著)を元ネタにしたシナリオだ。 原作の内容を知らなくともプレイは可能だが、原作または映像作品に一度目を通しておくとより世界観に浸れるだろう。 またシナリオ中には人種や社会階級、同性愛(主に男色)に対し差別的な描写も含まれる。 ヴィクトリア朝時代の描写の一環であり、PLにおける現代で差別的価値観を助長する意図はないことに留意されたし。 ※6版改変も可。シナリオ内に改変の方法を記載しております。 PL向けシナリオ概要 プレイ時間 :6~8時間(ボイスセッション) プレイ人数 :2〜3人 時代・舞台 :1890年代ロンドン 必須技能 :芸術(演奏または歌唱) 推奨技能 :交渉技能、心理学、探索技能 舞台は後期ヴィクトリア朝ロンドン。大英帝国は隆盛を極め、沈まぬ啓蒙の光は地球の隅々にまで渡っていた。 その絶頂期のさなかの、冬の十一月、探索者のもとにヘンリー・ウォットン卿からの手紙が届く。 持ちかけられたのは画家のバジル・ホールウォードの捜索依頼。 街へ繰り出し、画家の足取りを追えば、絶世の美貌をもつ不老の青年が探索者を待ち受けていた。 一方ロンドンの街では、あるオペラの公演が迫っており……。 ▼探索者創造について 当シナリオは新ルール(7版)に対応している。探索者は新規・継続を問わない。 旧ルールの探索者を参加させたい場合、『新クトゥルフTRPGルールブック』 P.390「新クトゥルフTRPGへの変換」を参考に、新しいキャラクターシートを作成すること。 ヘンリー卿と探索者のコネクションは自由に設定できる。 ヘンリー卿と知り合いである探索者が、他の探索者を同行させる。探索者同士は初対面だが個々にヘンリー卿と繋がりがあり、一同に彼の屋敷に招集される、など。 なんにせよ、探索者全員がヘンリー卿の依頼のため彼の屋敷に集まれば物語の導入として全く不足はない。 しかしあまり深い関係性は推奨しない。「ここ数年以来の知り合い」程度に留めておくのがおすすめだ。 また、本シナリオにおける探索はNPCへの聞き込みが9割なのでRPをしやすい探索者での参加が好ましい。 テストプレイを行った結果、貴族、芸術家、聖職者、古物研究家の職業を選択すると面白い(かもしれない)。 職業ではないが、アヘン愛好家、男色家、快楽主義者、独特の美意識を持つ探索者もシナリオとのシナジーが生まれ楽しめる(かもしれない)。